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対戦車地雷 のバックアップ(No.14)
装甲車両を破壊するために設計された爆発デバイス。敵の乗り物が通過することで起爆するため、使い手はその隠し場所/戦術的な配置場所を見極めなくてはならない。
解説
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| 車両 | 戦車 | 対空車両 | MAV |
| ダメージ | 65 | 80 |
軽装甲車両
| 車両 | LATV | ホバー | ボルト |
| ダメージ | 95 | 85 | 85 |
MAP配置車両
| 車両 | 一般車 | トゥクトゥク | Polaris スポーツマン |
| ダメージ | 95 | 85 |
(BF1wikiを元に作成)
対戦車地雷とは文字通り対戦車用の地雷である。
戦車に限らず軍用車両というものは得てして装甲が厚い。前面装甲はもちろんのこと、側面・後面もそう易々とぶち抜けるものではない。
そこで誰かが気がついたのである。車両の底面まで装甲化はしてないだろうと。底なら割と簡単にぶち抜けるだろし、最悪足回りをぶっ壊すぐらいはできるだろうと。
そこで開発されたのが対戦車地雷である。
対戦車地雷は対人地雷を大型化したようなもので、
現代の物は基本的に5~10kgくらいの爆薬を内蔵、また車両を確実に吹っ飛ばすべく大体100kg~300kgぐらいの垂直荷重で起爆したり、遠隔操作で起爆するようになっている。なので歩兵が踏んでも基本的には爆発しない。
ただ地雷の外縁部を踏むと“てこの原理”で中心部に100kgぐらいの加重がかかって歩兵が餌食になることもよくあるし、悪知恵を働かせて一緒に対人地雷が埋めてあったりするので注意しなければならない。
また使い方としては地面にあらかじめ埋めるだけでなく、竿やロープなどで遠くからぶん投げたり、敵戦車に対して直接投げたり、竿人間や犬などにくくりつけて飛び込んでいく生物兵器としても使われていた。
この対戦車地雷を車両が踏んでしまうと、いわゆる主力戦車なら耐えられるかも知れないがほぼ確実に履帯切断で走行不能、他の装甲車や兵員輸送車程度では中身がグチャグチャの地獄絵図と化す。
そのため車外に体を晒すタンクデサントには対戦車地雷を踏んだ際に被害を逃れる目的もあったりする。
それではどう対策するのか。一番いいのはやはり地雷を撤去することである。地雷が埋まっている場所を爆撃しまくったり、撤去専用の車両を使用すると言う方法があるが、手間がかかる上、時間もかかる。
次善の策となるのが車両の底面を強化することであるが、当然装甲を厚くすれば車両は重くなるし、また車高を上げれば被害を抑えられるけれどもそうなると的が大きくなるわ重心が上がって安定性が犠牲になるわで困ったことになる。
他には多少ぶっ壊れるのを前提にタイヤを増やしてみたり、爆風を逃がしたり傾斜装甲による防護を狙って車両底面をV字型にしたりするのもあるが、やっぱり車両は重くなるし車高も上がる。
わりとどうしようもないので、各国軍では涙を呑んでそういうトレードオフの対戦車地雷対策を強いられている。
現代の対戦車地雷は色々と進歩し、いわゆるスマート地雷などが開発されて用いられている。スマート地雷は時限爆発したり、暗号送信に対して設置場所を送信して除去し易くなるなど進化し、軍事上の必要性から生まれた兵器だが、結果として地雷の残存性や撤去の難しさと言った人道的問題の対策となった。
一方そのような高度な技術を持たない武装勢力や、過去の爆薬不足の部隊では榴弾砲弾などをそのまま地面に埋めて対戦車地雷の代わりにしたりしてたりする。
パレスチナでは手製の対戦車地雷で、イラクでは対戦車地雷マシマシ戦法で現代の主力戦車(米のエイブラムスやイスラエルのメルカリなど)を吹っ飛ばしたりしているので馬鹿にできない。
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